バッファローは11月19日、エンタープライズ向けハイエンドNAS「TS-2RZHシリーズ」に、「TS-2RZH96T12D」（容量：96TB）を、また法人向けNASラックマウントモデル「TS5400RHシリーズ」に「TS5400RH3204」（容量：32TB）、およびそれぞれに対応した交換用HDDを新しくラインナップしたと発表した。

「TS-2RZHシリーズ」は、インターネットデータセンタ(IDC)及び基幹業務システムで利用されているサーバのバックアップストレージとしての用途を想定したラックマウント(2U)対応のエンタープライズ向けNAS。ハイパフォーマンスを実現するIntel Xeon E-3プロセッサと8GBのDDR3メモリを搭載しており、高速通信・高負荷にも対応する。2Uタイプのラックマウント筐体に12ベイを搭載しており、レールキットを標準添付し設置のしやすさにも配慮している。

「TS5400RHシリーズ」は、19インチラックに格納できるラックマウント(1U)対応の法人ユーザー向けNAS。スペース効率に優れ、複数台の集中運用に適している。高速転送を実現するため、Intel Atom デュアルコアプロセッサ(2.16GHz)とDDR3メモリ2GBを搭載している。HDDを4台搭載し、保存データを保護するRAID 1/5/6/10の各モード、および4台の合計容量を1ドライブとして利用できるRAID 0に対応している。1台でNASとiSCSIストレージの2役同時に利用できるiSCSIターゲット機能を備えており、それぞれの用途別にNAS製品を購入する必要がなく、リーズナブルに必要な構成が実現できる。

また、これに合わせ、既存のラインナップの価格改定を実施した。ワンランク上の大容量モデルが価格据え置きで購入できるようになった。

(川原 龍人/びぎねっと)

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