オープンソース

Microsoft WindowsをアップデートするとLinuxとのデュアルブート環境が正常に動作しなくなる可能性、Microsoftが解決方法を発表

 Microsoftは8月22日(現地時間)、Microsoft WindowsをアップデートすることでLinuxとのデュアルブート環境が正常に動作しなくなる可能性があるとして、この場合の解決方法を発表した。

 この現象は、Microsoft Windowsに2024年8月のセキュリティ更新プログラムを適用した場合、WindowsとLinuxのデュアルブート環境が正常に動作しなくなる可能性があるというもの。この現象の理由は、アップデートにより「Secure Boot Advanced Targeting」(SBAT)の設定が変更され、古くて脆弱なブートマネージャをブロックするようになったものが、Linuxのブートを阻害してしまう可能性があるというもの。

 Microsoftは、この問題を解決する方法を発表した。具体的には、該当するアップデートを適用する前にオプトアウトレジストリキーをインストールするというもの。アップデートの適用をしてしまった場合は、セキュアブートを無効化した後、SBATアップデートを削除し、Linuxを起動しコマンドを実行したのち、セキュアブートを再度有効にして再起動し、Windowsで今後のSBATアップデートを止めるコマンドを打ち込む。詳細はMicrosoftのアナウンスを参照。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
アナウンス(Microsoft)