米Red Hatは6月21日（現地時間）、同社の企業向け Linux OSの最新版、「Red Hat Enterprise Linux 6.3」の提供を開始した。Red Hat Enterprise Linuxの最新系列「Red Hat Enterprise Linux 6」の最新版となる。

「Red Hat Enterprise Linux 6.3」では、仮想化関係の機能強化が大きな変更点となっており、物理サーバ上で稼働するRHEL/WindowsシステムをKVMハイパーバイザで実行できる仮想マシンとしてパッケージ化できるツール「Virt-P2V」が新しく搭載された。また、1つの仮想マシンあたりの最大仮想CPU数が64個から160個になった。その他、セキュリティ関係の強化、LVMにおけるRAID4・5・6のサポート、スナップショット取得機能などが強化されるなど、いくつかの機能変更・向上が施されている。

「Red Hat Enterprise Linux 6.3」は、2011年12月に提供開始された「Red Hat Enterprise Linux 6.2」のアップデートリリースに当たる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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