オープンソース
東芝、ビッグデータ分析のクラウドサービス「GridData Analytics Cloud」を提供開始
東芝インダストリアルICTソリューションは6月28日、ビッグデータの収集・蓄積・分析までをワンストップで提供する「GridData Analytics Cloud」を販売開始した。
同サービスは、スモールスタートで、すぐにビッグデータ分析を始めたい、将来に渡って拡張したいという要望に応えるクラウドサービス。大量のセンサーデータなどを分析・活用するIoTシステムや、Webログやアプリケーションログを分析・活用し、企業の販売活動に活かすマーケティングシステムなどに向けて提案するという。
同サービスは、同社がオープンソースとして提供するビッグデータ向けスケールアウト型データベース「GridDB」と、データ分析実績として培ってきた分析パターン・ノウハウに基づく分析ツールに、「Fluentd」や「Apache Spark」などのオープンソース技術を組み合わせたクラウドサービス。大量のデータも高速に登録・更新・検索が可能で、データ量や処理性能に応じた拡張ができるため、分析データの拡大が見込まれる場合にも適しているという。また、オープン環境であるため、利用者が要望する他のソフトウェアやサービスとも容易に連携できる。
同社は同サービスとともに、データサイエンティストによる分析手法の提案や効果検証を行うプロフェッショナルサービスも提供するという。自部門でビッグデータ分析することが難しい場合でも安心してデータ分析を試行・導入できるサービスを提供するとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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