オープンソース

異形式・分散環境の複数データを統合してビッグデータ解析を可能にする「Apache OODT 1.0」リリース

Apache Software Foundationは6月29日(現地時間)、「Apache OODT 1.0」をリリースした。

「Apache OODT」は形式が異なるだけでなく、分散環境に存在する複数のデータを統合してビッグデータ解析を可能にするフレームワーク。OODT(Object Oriented Data Technology)と呼ばれる技術を使ってプロセス、データ、メタデータなどを一括して統合する。「OODT」は当初NASAのJPL(Jet Propulsion Laboratory)で開発された技術で、物理的に分散した異種コンピューティングとメタデータミドルウェアによるデータリソースの透過的な統合を実現する。「Apache OODT」も、元来はNASAのJPLで開発されていたソフトウェア。

「Apache OODT」は2011年2月にトップレベルプロジェクトに昇格し、今回、初めてのメジャーリリースに至った。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
アナウンス
Apache OODT