オープンソース

Linux上でWindowsアプリケーションを動作させるソフトウェア「Wine 1.6」リリース

Wine HQは7月18日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェア、「Wine 1.6」をリリースした。「Stable」(安定版)リリースとなる。

Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

Wine 1.6は1年4カ月ぶりとなる安定版リリース。「Wine 1.4」に比べて1万以上の変更が施されている。Wine 1.6では、Mac OS X向けのドライバが強化され、Mac OS XでWineを実行する際にX11無しで実行できるようになった。また、.NETアプリケーション実行のサポートも強化されている。

Wine 1.6は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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