オープンソース
Vine Linux 4.0 正式リリース
Project Vineは11月22日、LinuxディストリビューションVine Linuxの最新版、「Vine Linux 4.0」を公開した。
Vine Linuxは、日本語対応の丁寧さに特徴がある。個人ユーザ用デスクトップやスモールサーバ、教育用途に利用されている。今回のバージョンアップでは、2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。対応アーキテクチャは、Intel 32bitアーキテクチャ向けおよび PowerPC 搭載 Macintosh 向けの2バージョンとなった。
「Vine Linux 4.0」では、カーネル2.6系(2.6.16)の採用・デバイスドライバの更新・追加に加え、GNOME 2.14、Firefox 2.0、teTeX 3.0を採用し、標準のユーザインタフェース用フォントとしてVL ゴシックを採用、標準日本語入力システムに、Canna・kinput2 に代わって漢字変換エンジンAnthyおよび入力システムとしてSCIMを採用するなど、デスクトップ環境を中心に各種コンポーネントの刷新が施されている。
そのほか、サーバ用コンポーネントとしてはApache 2.2.3、Postfix 2.2.10、BIND 9.3.2P1、OpenSSH 4.5p1、Ruby 1.8.5、RPM 4.4.2など各コンポーネントの更新が施されている。また、Fedora Core由来であるsystem-config-securitylevelが利用できるようになり、インストール時やデスクトップメニューからiptablesベースのセキュリティレベルが設定できるようになった。
Vine Linux 4.0は、FTPミラーサイトから無料でダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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