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ターボリナックス、PCに接続すると自分専用のLinux環境が利用できるマルチメディアプレイヤー「wizpy」を発表

ターボリナックスは11月21日、PCに接続すると、接続したPCが自分専用のOS環境に変わる機能を搭載したマルチメディアプレイヤー「wizpy」を2007年2月に発売すると発表した。

同製品は、動画や音楽情報を表示できる1.71インチOLEDディスプレイを搭載しており、単体ではマルチメディアプレイヤーとして利用できる。また、PCに接続するとLinux環境が起動し、自分専用のOS環境に変わる。このOS環境では、Web、Mail、Officeソフトなどが利用できるという。OSにLinuxを採用しており、中古PCでも利用できる。外出先などのPCに接続すれば、使い慣れたPC環境が利用でき、しかもIDやパスワードの漏洩の恐れも少ないという。利用したPCに履歴は残らない。Linuxをインストール作業なしで利用できるというメリットもあり、初心者でも簡単にLinuxが利用できる。

ターボリナックスは、自分専用のOSを持ち運ぶデバイスというだけではなく、携帯プレーヤーに内蔵させたことにより、「OSとプライバシーを持ち運ぶ」というスタイルの定着を狙う。また、「wizpy」自身の保存容量の限界を補うため、wizpy利用者にネット上でデータ領域を貸し出すサービスや、wizpyユーザ同士のIP通信やSNSなどのサービスも提供する予定だという。

本体寸法は84mm×42mm×12mm、重量は60gと手のひらサイズとなっている。発売予定は2007年2月。価格は未定。

(川原 龍人/びぎねっと)

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