仮想化技術

日本ラドウェア、新しい仮想アプライアンスとして動作する「Alteon VA」と、アプリケーションデリバリコントローラを発表

日本ラドウェアは2月16日、仮想アプライアンスとして動作する「Alteon VA」とアプリケーションデリバリコントローラ(ADC)管理ツール向けプラグイン「vDirect」をリリースすると発表した。

ラドウェアは、アプリケーションデリバリーのソリューションに対して、仮想化による機動性と効率性を最大限もたらす「VADI」を提唱している。このアーキテクチャは、アプリケーションデリバリーと仮想化されたサービスを、一つの統合された仮想化インフラへ統合することが可能。特に現在VMwareベースの仮想化システムを運用しているユーザは、Alteon VAおよびvDirectを使用することで、システムの機動性と効率性を高めることができるという。

「Alteon VA」は、ラドウェアのADC製品「Alteon」をソフトウェアとして提供し、仮想インフラストラクチャ上で実行される仮想アプライアンス製品でありながら、ADC専用筐体で提供される従来のAlteon製品と同じレイヤ4-7負荷分散機能、およびアプリケーションの高速化機能を提供する。同製品は、ADCのエリアにおいても最大の機動性が実現するよう設計されており、仮想インフラストラクチャの動的なプロビジョニング、割り当ての解除など、ビジネスにおいて機動性を必要とされる場面で活用できる。

「Alteon VA」はラドウェアの“Pay-as-you-grow”モデルに則った、ライセンスの投入によるオンデマンドなスループットの拡張が実現できるため、過剰な初期投資の必要がなく、必要なパフォーマンスに対応した費用のみで利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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