日本ヒューレット・パッカードは11月8日、Linuxベースの独自OS「HP ThinPro」を搭載したシンクライアント「HP t5745 Thin Client」を発表した。

「t5745」は、HPシンクライアントのハイエンドモデル「t5740」と同等のハードウェアに、外部から攻撃されにくいLinuxベースの独自OS「HP ThinPro」を搭載した製品。低消費電力かつ高性能なインテル Atom N270プロセッサ、デュアルディスプレイに対応したグラフィックス機能などを備えている。また、VMware View／Citrix XenDesktopに対応したHP独自の簡易設定ウィザードの搭載により、初期設定の手間を軽減し、ネットワーク内の全てのHP シンクライアントをリモート管理できる「HP Device Manager」、FTPサーバを更新するだけで各端末の設定・ソフトウェアの更新を自動的に行える「HP ezUpdate」、USBメモリを利用して各端末に設定情報やイメージを配布できる「HP ThinState」など、豊富な管理ツールを搭載している。映像出力端子として、VGA端子に加えて次世代規格のDisplayPortを備え、2画面同時出力に標準で対応する。

価格は36,000円（税別）。発売開始は11月11日。

(川原 龍人/びぎねっと)

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