オープンソース

AlmaLinuxが今後の方針を発表、RHELのABI互換を目指すよう変更

AlmaLinuxは7月13日、Red Hatのソースコード一般公開打ち切りに伴う今後の開発方針変更を発表した。

AlmaLinuxは、RHELのソースコードを基に、完全なRHEL互換を目指して開発されてきた。しかし、Red Hatが6月にRHELのソースコードの一般公開を打ち切ると発表し、AlmaLinuxは対応を迫られてきた。

これを踏まえ、AlmaLinuxは、今後はRHELとのABI(Application Binary Interface)互換を新しい方針とすると発表した。これによって、AlmaLinuxはRHELの完全な互換ではなくなるものの、多くのユーザに対しては大きな影響を受けることなく、かつ発見されたバグに対して独自に対応するようになる可能性が生まれるとしている。

なお、「Rocky Linux」はRHELのソースコードを合法的に入手する方法を発見したとしており、RHELの完全互換を目指す方針だとしている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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