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情報処理推進機構、IPAフォントの新シリーズ「IPAexフォント」を公開
情報処理推進機構は2月26日、IPAフォントの新シリーズ、「IPAexフォント」を公開し、あわせて、従来の「IPAフォント」シリーズについても、利用者の意見を反映したバージョンアップ版を公開した。
IPAフォントは、無償で利用できる、高品位を目指した日本語フォント。プラットフォームの種類を問わず、多様な情報機器で共通に利用でき、どの環境の下でも同じ形状の文字表示・印刷を可能にする。
「IPAexフォント」は、従来のIPAフォントにおいては文字送りについて「固定幅」のものと「プロポーショナル(変動幅)」のものが別のフォントになっていたものを、一つに統合したもの。従来のIPAフォントでは、一般的な日本語の慣例に従った文書を作成する場合、例えば欧文文字の部分には「IPA P明朝」を用い、和文文字の部分には「IPA明朝」を用いるといった使い分けを一つの文書の中で行う必要があった。今回提供を開始した「IPA exフォント」では、固定幅と変動幅を一つのフォントに統合することで、日本語文書作成時における手間の解消を狙っている。
IPAexフォント(Ver.001.01)および IPAフォント(Ver.003.02)は、OSS iPedia 1からダウンロードできます。
(川原 龍人/びぎねっと)
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