オープンソース

Momonga Linux 2リリース

「Kondaraプロジェクト」の開発成果物を引き継いだ「Momongaプロジェクト」は、プロジェクト発足後2つ目のリリースである「Momonga Linux 2」をリリースした。カーネルには2.6.10を採用、ジャーナリングファイルシステムとして、ext2/ext3、reiserfs、jfs、xfsに加え、実験的にreiser4へ対応した。対応アーキテクチャはi686。

統合デスクトップ環境にはGNOME 2.8.2、KDE 3.4.0、XFCE 4.2.1.1を搭載、印刷システムにはCUPSを採用している。また、firefox 1.0.3、Apache 2.0.54、mozilla 1.7.7、OpenOffice.org 1.1.4、openssh 4.0p1、PHP 5.0.4、postfix 2.2.1、samba 3.0.14a、sylpheed 1.9.9などを収録している。

Momonga Linuxは、セキュリティに対する意識も強い。具体的には、1)ユーザーが明確な意思を持って起動させない限り、サービスを自動起動しないように設定している、2)gccのssp patchにより、不具合のない全てのパッケージは -fstack-protector option 付きでコンパイルされている、3)SELinuxの採用、など。また、統合パッケージ管理にはyum,mphを使用することができる。

、バイナリはCD-ROM×4枚とDVD-ROM×1枚のISOイメージの形で提供される。同プロジェクトのWebサイトからダウンロードすることができる。また、ftp/http によるインストールも可能。

(川原 龍人/びぎねっと)

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Momonga Linux Official Web site