オープンソース

VAリナックス、SPAM対策ソフトウェア「SMTPGuard」をオープンソースとして公開

VA Linux Systems Japanは11月8日、100万アカウント以上の規模のネットワークをカバーし、フレキシブルにSPAMメールを制限できるMTA向けSPAM対策ソフトウェア、「SMTPGuard」をオープンソースソフトウェアとして公開したことを発表した。

「SMTPGuard」は、フレキシブルにSPAMメールを制限できる、SMTPサーバ上で動作するSPAM対策ソフトウェア。SMTPセッション中のIPアドレス、MAIL FROM、RCPT TO等のパターン、回数などの情報を使い、予め定めたルールによってポイントの計算を行い、MTAが受信拒否、セッション応答遅延、管理者への警告メール送信などのアクションを行う。これにより、SMTPサーバに対してSPAMメールの異常な流量が発生した場合、その流量にフレキシブルな制限をかけることができるようになる。

SMTPGuardの公開は、SourceForge.netに開設されたFlexGuard Projectのページにて行われており、ソースコード、バイナリパッケージ、ドキュメントが公開されている。また、VAリナックスでは、SMTPGuardがDebian GNU/Linuxの公式パッケージになることを目指してパッケージ・アップロード提案をDebian Projectに対して行っている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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