オープンソース

「Debian GNU/Linux 5.0」(lenny)リリース

Debian Projectは2月14日(現地時間)、LinuxディストリビューションDebian GNU/Linuxの最新版「Debian GNU/Linux 5.0」(コードネームlenny)を正式リリースした。

今回正式リリースされたlennyは、Debian GNU/Linux 4.0(etch)から約22ヶ月を経過してのバージョンアップリリースとなった。

今回のリリースでは、FHS バージョン2.3 への準拠・LSB バージョン3.2に準拠するよう開発されている。

採用されたソフトウェアは、kernel 2.6.26、KDE 3.5.10 や GNOME 2.22.2、 Xfce 4.4.2、LXDE 0.3.2.1、GNUstep デスクトップ 7.3、X.Org 7.3、OpenOffice.org 2.4.1、GIMP 2.4.7、PostgreSQL 8.3.6、MySQL 5.0.51a、GNU Compiler Collection 4.3.2、Apache 2.2.9、Samba 3.2.5、Python 2.5.2/2.4.6、Perl 5.10.0、PHP 5.2.6、Xen ハイパーバイザ 3.2.1、OpenJDK 6b11など。X.Org 7.3 の統合に伴い、X サーバは、大半のハードウェアに関する設定を自動的に行うようになった。

lennyがサポートされているアーキテクチャは、 Sun SPARC、HP Alpha、Motorola/IBM PowerPC、Intel IA-32 (i386) ・ IA-64(ia64)、HP PA-RISC (hppa)、MIPS、ARM、 IBM S/390 (s390)、AMD64 およびIntel EM64T (amd64)。

Debian GNU/Linux 5.0(lenny)のインストールイメージは、Webサイトから無償で入手・利用できる。なお、前バージョンである4.0(etch)からのアップグレードは、aptitudeを利用することが推奨されている。また、通常のインストールメディアに加え、あらかじめインストールしていない環境でもCD-ROMやUSBメモリなどのライブイメージでも起動できるようになった(amd64及びi386アーキテクチャ向け、のみ)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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