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日本ヒューレット・パッカード、OSS製品に関する質問を統一的に受けつける「オープンソース・エキスパート・サービス」を開始

日本ヒューレット・パッカードは2月9日、導入・開発・試験・運用・障害発生など様々なフェーズにおけるオープンソースソフトウェア(OSS)製品に関する質問を一つの窓口で統一的に回答するサービス「オープンソース・エキスパート・サービス」を開始した。

対象となるOSS製品は、LinuxなどのオペレーティングシステムからJBossやPostgreSQLなどのミドルウェア製品に渡る。サービス対象のOSS製品であれば、それ自体が動作しているOSがサービス対象のOSでなくても対応可能。ソースコードが公開されているOSS製品であれば、古いバージョンから最新バー ジョンの製品まで対応する。

また、同サービスでは複数のOSS製品が関連した質問にも対応する。これにより、ユーザは複数のOSS製品の問い合わせ先を一本化することができ、OSS製品の調査や障害対応などにかかる時間やコストを削減できる。

契約体系・価格は、最小の契約(サービス対象製品から5製品を選択)で月額50万円。最小契約期間は12ヶ月。本サービスは委任契約となり、回答はベストエフォートでの対応となる。

問い合わせできる内容は、インストール方法、パラメータ調査/設定方法、仕様確認、複数OSS製品の連携/接続方法、障害調査。サービス対象製品はOS(CentOS、Fedora、Debian GNU/Linux)、ネットワーク/インフラ(BIND、Samba、vsftp、Apache HTTP Server、Postfix、Sendmailなど)、データベース(PostgreSQL)、アプリケーションサーバ(Tomcat、JBoss Application Server)、Java(JVM、Struts、Spring、JBoss ESBなど)、開発(Eclipse、CVS/Subversion、bash/cshなどのシェル、Perl)となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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