オープンソース

ミラクル・リナックス、NGN向け高可用プラットフォームに対して不具合を動的に修正する「KAHO」を発表

ミラクル・リナックスは7月23日、NGN(Next Generation Network)向け高可用なプラットフォームに対して、不具合を動的に修正するLinux向けソフトウェア「KAH(Kernel Aided Hexadecimal code Operator)」を開発したと発表した。

KAHOの特徴は、コンテキストスイッチ回数を減らすことによって、修正対象ソフトウェアのサービス中断時間を短縮したという。一般的にソフトウェアのバグやセキュリティホールを解決するには、「ソースコードの修正」「再構築」「問題のあるソフトウェアの終了」「修正されたソフトウェアの再起動」が必要であったが、この方法はソフトウェアが保持しているデータやコネクションなどが失われる、当該ソフトウェアが提供するサービスが中断される、という難点がある。 従来、高可用性通信機器では、ソフトウェアを終了することなくプログラムコードやデータの一部を書き換える「ライブパッチ」と呼ばれる機能が提供されてきた。近年では、高可用な装置にもLinuxが用いられるようになったことを受け、KAHOの開発・発表に至った。

KAHOの成果は、オープンソースとして公開される。

(川原 龍人/びぎねっと)

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