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サンディスク、新しいポータブルコンピュータ向けのSSDを発表

サンディスクは6月4日(現地時間)、フラッシュメモリーベースの新しいライン、ソリッド ステートドライブ(SSD)を発表した。

このモジュールは、ULCPC(ultra low-cost personal computer)あるいはMID(Mobile Internet Device)と呼ばれる超低価格PCなどのユーザ向けポータブルコンピュータ製品のために開発されたもの。ULCPCは従来のノートパソコンよりも小さく、多機能携帯電話よりも大型だが持ち運びが容易な造りになっている。本来ULCPCは開発途上国の子供たち向けのコンピュータとして開発されたが、現在はビジネス用途にも注目が集まっている。

今回発表されたサンディスク pSSD(パラレルATAソリッドステートドライブ)は、従来のハードディスクドライブに代わってOSやアプリケーションデータのストレージを可能にする。発表されたSSDモジュールは4、8、16ギガバイト(GB) の3種類。いずれも読み取り速度は毎秒当たり39MB/s、書き込み速度は17MB/s。小型かつ省電力であるため、ULCPCに適しているという。

サンディスクのpSSDソリッドステートドライブは8月発売予定で、日本の三重県四日市の製造施設で生産され、生産品はサンディスクとパートナーである東芝でシェアされるという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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