オープンソース

「LibreOffice 5.0」のベータ版リリース

The Document Foundationは5月21日(現地時間)、「LibreOffice 5.0」のベータ版をリリースした。今回リリースされたのはベータ版であり、バグなどが多数残っているため、実用目的での利用は推奨されない。

「The Document Foundation」は、2010年9月にOpenOffice.orgの開発者らがOracleから独立して立ち上げた、オフィススイートの開発に当たっているコミュニティ。SUSE Linux、Red Hat、UbuntuなどのLinuxディストリビューターの支援を受けており、「OpenOffice.org」から分岐したLibreOffice の開発に当たっている。

「LibreOffice 5.0」は、LibreOfficeの10回目のメジャーアップデートリリース。64bit版Windows向けのパッケージが提供されるようになったほか、Microsoft Office 2007やMediaWikiフィルターの機能向上による互換性の向上、HiDPIサポートの改善など、多数の機能改善、バグおよび脆弱性修正が施されている。

「LibreOffice 5.0」のベータ版はWindows/Linux/Mac OS Xに対応しており、それぞれWebサイトから無償で入手できる。正式リリースは7月の予定。

(川原 龍人/びぎねっと)

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