オープンソース

ミラクル・リナックス、監視統合ソフト「Hatohol」の相互接続インターフェイス開発を開始

ミラクル・リナックスは5月12日、運用統合ソフト「Hatohol」の拡張開発を開始し、他システムとの相互接続性向上を促進すると発表した。

「Hatohol」は、システム監視やインシデント管理、ログ管理など、様々な運用管理ツールを統合するオープンソースの運用統合ソフトウェア。HatoholはすでにOpenStackとの連携機能が開発されているが、今回の発表ではCloudStackやVMware vSphereとvCloud Air、Microsoft Azure、Amazon AWS、IBM SoftLayerなどさまざまなクラウド環境と連携できるよう、拡張インターフェース「HAPI」を整備していく。

また、現在のHatoholは、Openstack、Zabbixとの連携を意識したユーザインターフェースとなっているが、今後は複数クラウドの統合を意識した設計とする予定。さらに、ユーザが実際のシステムイメージを理解しやすいように、クラウド上にHatoholおよびモデルとなる監視対象を設置し、実際に動作させて見ることができる環境を公開する。

同社は、今回の取り組みにより、他のOSSコミュニティで紹介されている製品・サービスとHatoholとの連携を視野に情報交換を重ね、双方が成長を行っていけるよう活動していく予定。インターフェース機能「HAPI」は、開発状況、仕様など技術情報、利用方法、マニュアル、モデル使用ケースのリファレンスなどをドキュメント化して随時公開する予定。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
プレスリリース
Hatohol