オープンソース
「Ubuntu 15.04(Vivid Vervetr)」リリース
Ubuntu Teamは4月23日(現地時間)、LinuxディストリビューションUbuntuの最新版、「Ubuntu 15.04 “Vivid Vervet”」をリリースした。
Ubuntuは、Debian GNU/Linuxをベースとしたディストリビューション。Ubuntu Teamは6ヶ月ごとの新バージョンリリースを宣言しており、今回のリリースも前回の「14.10」から半年が経過してのリリースとなる。Ubuntuの特徴としては、「初心者でも使いやすいディストリビューション」を目指していることが挙げられる。
「Ubuntu 15.04」では、IoT向けの軽量な「Snappy Ubuntu Core」も初めての安定版として公開される模様。カーネルに「Linux 3.19.3」が採用され、またデフォルトのシステム起動プロセスはinitからsystemdに変更された。デスクトップ環境には「Unity 7」が採用され、ルックアンドフィールに改良が施されている。開発ツールは、新しく「Ubuntu Make」が採用された。Server版では、Docker 1.5に対応した。その他、新しいバージョンのパッケージの採用、バグフィクスなどが施されている。
Ubuntu 15.04は、デスクトップ向け「Ubuntu」、サーバ向け「Ubuntu Server」が公開されている。Ubuntuのインストールイメージは、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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