セキュリティ

富士通、仮想環境上の生体認証に対応した「SMARTACCESS/Virtual」を販売開始

富士通は4月10日、仮想環境上の生体認証に対応した「SMARTACCESS/Virtual」を販売開始した。

「SMARTACCESS」シリーズは、ユーザIDやパスワードを入力する代わりに、手のひら静脈センサー、指紋センサー、スマートカード、FeliCaカードなどのセキュリティデバイスを使ってWindows OSや社内システムへのログオンを可能にする統合認証ソフトウェア。専用サーバ「FUJITSU Peripheral Device Secure Login Box」との連携により、利用者の手のひら静脈やカードの認証情報を複数の業務システムのIDやパスワード情報と紐付けて、管理者側で一元管理することを可能にする。利用者がパスワードを管理しなくなるため、IDやパスワード情報の漏えいによる不正使用やなりすましといった不正アクセス、それに伴う情報漏えいを防止する。

「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」は、「VMware Horizon (with View)」、「Citrix XenDesktop」、「Citrix XenApp」といった仮想環境へのログオンをはじめ、仮想環境上で動作する社内システムのIDとパスワード認証を、手のひら静脈認証または指紋認証に置き換える。同製品を利用することで、仮想環境上でパスワード認証画面を登録するだけの簡単操作で、社内システムを改修せずに生体認証を迅速に導入することができる。特に、偽造困難で認証精度が非常に高い手のひら静脈認証を利用することで、確実な本人認証を実現し、仮想環境利用時のセキュリティをより強固にする。

価格例は、「SMARTACCESS/Virtual 1ライセンス V1.0」が15,000円(税別)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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