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ALSOK、警備員とのコミュニケーション機能を強化した自律走行ロボット「Reborg-X」を発表

 ALSOKは3月3日、警備員とのコミュニケーション機能を強化した自律走行ロボット「Reborg-X」を、2015年4月から開始する。

 「Reborg-X」は、これまでに培ってきたノウハウと最新技術を搭載し、利用用途や施設環境に応じてカスタマイズできる自律走行ロボット。設定エリア内の侵入者検知や不審者やVIPなどの人物認証、ロボットが得た画像や位置などの情報を、警備員のモバイル端末やオペレーションセンターとリアルタイムで共有できるようになった。「Reborg-X」の導入により、オペレーションセンターの省人化や、警備対応の確実性を向上させることができる。また、カスタマイズによって、迷子や不審者などの対象者を捜索したり、多言語での来場者対応など、ニーズに合った顧客サービスの提供が可能となる。たとえば、顔や着衣の色などから判断する「画像認識技術」と走行中に得た画像を連携して迷子を検索したり、言語ソフトをインストールすることで、イベントやフロアを多言語で案内したりすることが可能となる。

 また、地図データを利用した自律的なルート走行や障害物回避走行により、効率的かつ安全に自動巡回することが可能。「おまかせ走行」モードでは、ロボットの一定範囲内にいる人物を検知し、自動で近寄っていく。営業時間中は来訪者に店舗のアナウンスを行い、閉店後の警戒中は不審者に対し威嚇を行うことができる。その他、エンタメ機能として、ロボットに搭載された顔画像による人物認証機能などを活用し、ロボット導入先の要望に応じて各種機能を利用した様々なコンテンツを提供する。

Reborg-Xのサイズ(高さ×奥行×幅)は145cm×70cm×70cm。重量は140㎏。

(川原 龍人/びぎねっと)

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