仮想化技術

日本仮想化技術とミラクル・リナックス、OpenStackの監視環境を共同検証し複数のZabbix/MIRACLE ZBXサーバとHatoholを活用した監視環境構築手順書を公開

日本仮想化技術(VTJ)とミラクル・リナックスは2月26日、運用統合ソフトウェア「Hatohol」とZabbixサーバやMIRACLE ZBXサーバを活用してOpenStack監視環境を構築するための技術資料「MIRACLE ZBX + HatoholによるOpenStack監視環境構築手順書」およびテンプレートを公開した。

「OpenStack」は、オープンソースで開発されているクラウド環境構築用のソフトウェア群。OpenStackの監視環境に関しては米国においても情報が十分に存在せず、国内においてもOpenStack普及の敷居が高くなっている。このため、OpenStackの導入支援や追加機能の開発を進めているVTJと、OpenStackや様々な運用管理ツールに対応する運用統合ソフト「Hatohol」の開発コミュニティを支援するミラクル・リナックスが、MIRACLE ZBXとHatoholによるOpenStack監視の共同検証を行い、手順書およびテンプレートを共同開発した。

今回公開されたのは、
○MIRACLE ZBX + Hatohol によるOpenStack監視環境構築手順書
○MIRACLE ZBX・Zabbix用OpenStack監視テンプレート (.xmlおよびスクリプト等)
○MIRACLE ZBX Server自動構築用 OpenStack Heat定義ファイル (.yaml)
○Hatohol自動構築用 キックスタート定義ファイル (.ks)
の4つ。

「MIRACLE ZBX + HatoholによるOpenStack監視環境構築手順書」およびテンプレートはミラクル・リナックスのWebサイトから、OpenStack 構築手順書 Icehouse 版はenterprisecloud.jpのWebサイトからそれぞれダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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プレスリリース(ミラクルリナックス)