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SUSE、エンタープライズLinuxユーザ向けに、システムパッチ適用時の再起動を不要にするテクノロジーを提供開始

SUSEは12月2日(現地時間)、ダウンタイムを削減し、サービスの可用性を向上させるエンタープライズLinuxユーザ向け「SUSE Linux Enterprise Live Patching」の提供開始を発表した。

「SUSE Linux Enterprise Live Patching」は、実行中のカーネルを中断することなくアップデートできるパッケージ「kGraftプロジェクト」をベースとしている。これにより、クリティカルなkernelパッチの適用により、サービスの可用性が向上し、また頻繁なパッチ適用によってダウンタイムの計画が少なくて済むことに加え、最新のパッチを適用することによる安定動作も保証される。

また、他のLinuxカーネル向けライブパッチ適用技術とは異なり、パッチ適用中にもシステム全体の停止を要求しない。また、完全なオープンソースのソリューションであるため、パッチソースのコードの検証作業も容易になっている。SUSEでは、Linuxの一般的な環境とSUSE Linux Enterprise固有の環境のカーネルのライブパッチ適用に関し、将来的にも継続して利用可能になるよう、アップストリーム・コミュニティとの連携を行っていく。

「SUSE Linux Enterprise Live Patching」は、SUSE Linux Enterprise Server 12上で提供され、サブスクリプション方式によりx86_64サーバ環境で利用可能。SUSE Linux Enterprise Live Patchingの利用には、SUSE Linux Enterprise Server 12 Priority Supportのサブスクリプションと、SUSEのPrimary Support Engineer(PSE)またはDesignated Support Engineer(DSE)のサービスを保有または購入する必要がある。

(川原 龍人/びぎねっと)

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