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Akamai Technologies、PLXsertの2014年第3四半期セキュリティレポートを発表、DDoS攻撃の規模と容量の急増を指摘

Akamai Technologiesは10月24日、2014年第3四半期「インターネットの現状」セキュリティレポートを発表した。このレポートによると、DDoS攻撃の手法などの傾向に変化が認められる。

今回のレポートの中では、DDoS攻撃の規模と容量が急増している点が指摘されている。第3四半期だけで、アカマイは17件の100Gbps以上の攻撃を緩和した(最大のものは321Gbpsに上る)という。前年同期にはこの規模の攻撃は1件も観測されておらず、前四半期は6件だけだったことから、これらの大規模攻撃は、それぞれ複数のDDoSベクトルを利用しており、大きな帯域幅を消費するパケットを非常に高速で配信していると考えられるという。

攻撃者が新しい攻撃方法に移行しつつ、より大きな帯域幅を消費するように従来の攻撃方法を強化したため、ブルートフォース方式が第3四半期いおける最大の作戦の特徴となった。DDoSボットも、スマートフォンや組み込み機器、家庭用ケーブルモデム、モバイル機器、IoTデバイスなど、様々な機器が悪用されるようになっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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