NTTデータは2007年12月26日、データセンターの熱問題や増大する電力消費への対応として、データセンターの高効率化・省電力化を促進するためのトータルサービス「グリーンデータセンタ」の提供を2008年1月より開始すると発表した。

「グリーンデータセンタ」は、データセンタのCO2排出量削減やTCO削減を目標に、同社および顧客の保有するデータセンターへのサービスとして提供するもの。現在、データセンターのサーバ運用における消費電力量が急増しており、2000年時点の3倍近くに達しているという。これはエネルギー危機、地球温暖化に直結し、未来へ向けて改善すべき課題となっている。

「グリーンデータセンタ」は、データセンター構築・運用実績とノウハウにより、高密度化・高集積化したサーバ類のエネルギー効率を高め、省電力で運転するための仮想化技術、エネルギー変換ロスを少なくする電源供給方式、空調効率の改善などのファシリティマネジメント技術を駆使し、顧客の課題に応じて顧客のIT設置環境の測定・評価・改善・管理を行い、CO2削減やTCO削減などに向けてさまざまな問題を解決する。

サービス開始時期は2008年1月。目標は、CO2削減量30%（環境構築前との比較）。今後、グリーンデータセンタで導入する技術や製品は、国内外の企業、ベンダー、サプライヤーとアライアンスを組んでいくという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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