セキュリティ

トレンドマイクロ、モバイル向け情報保護アプリの提供する機能を検証、セキュリティ上十分な機能を提供していないものに注意喚起

トレンドマイクロは8月8日、「モバイル向け情報保護アプリの提供する機能を検証」と題するBlog記事を発表した。この記事によると、同社がGoogleの公式アプリストア「Google Play」において人気の高い情報保護アプリを解析したところ、セキュリティ上十分な機能を提供していないものがあることが確認されたという。

たとえば、情報保護アプリの中で実際にはファイル名の頭に「.」を付加するだけのものや、固定されたフォルダにファイルを移動することで隠す、としているものなどがあり、これらは全ユーザに読み取り権限があるため、十分な保護とは言えないという。また、オンライン銀行の個人情報を保護するアプリの中には、パスワードなどの情報を暗号化せず、平文で誰でも読み取りができるパスに保存されるものがあるという。

同社は、既にこれらのアプリの開発者およびGoogleに報告しており、機能の改善を促しているという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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