仮想化技術
The Xen Project、ハイパーバイザ上でアプリケーションを直接実行できる環境「Mirage OS 2.0」をリリース
The Xen Projectは7月22日(現地時間)、ハイパーバイザ上でアプリケーションを直接実行するための開発・実行環境「Mirage OS 2.0」をリリースした。
仮想環境上で動かすことを目的とした「クラウドOS」の最新版「Mirage OS 2.0」を公開した。ARMデバイスのサポート、分散コンピューティング、ネットワーク、ストレージへの対応が特徴となる。
MirageOSは、OS上でアプリケーションを実行させるのではなく、ハイパーバイザ上で直接実行させるための環境を提供する。アプリケーションをOSへコンパイルするためのシステムといった位置付けになる。アプリケーションごとに個別にクラウドオペレーティングシステムへコンパイルするというアプローチをとっている。
「Mirage OS 2.0」では、新しくGitライクのライブラリ「Irmin」に対応したほか、セキュリティ対策のための「ocaml-tls」の統合、その他の機能強化が施されている。
「Mirage OS 2.0」は、Webサイトから無償でダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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