オープンソース
ネットワールド、Solaris/SPARCアプリケーションをLinux/インテルItaniumに移行する製品を発売開始
ネットワールドは10月31日、Solaris/SPARC上のアプリケーションを一切変更せずにLinux/Intelプラットフォームで稼動させる「QuickTransit for Solaris/SPARC」のインテルItaniumプロセッサ対応製品「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux/Itanium」の販売開始を発表した。
同製品は、開発元である米Transitiveとネットワールドが昨年12月より提供しているx86-64向け製品「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux/x86-64」の、Itaniumアーキテクチャ向け製品。今回、完全64ビットCPUへの需要の高まりに応えてのリリースであり、インテルが発表した新しいデュアルコア インテルItaniumプロセッサ9100番台上でも動作検証が完了しているという。
「QuickTransit for Solaris/SPARC to Linux/Itanium」は、Transitiveの仮想化技術「QuickTransit」により、ソースコードやバイナリに一切変更を加えることなくSolaris/SPARCアプリケーションをLinux/インテルItaniumプロセッサベースのサーバで稼動させる。移行先のサーバでは、アプリケーションのすべての機能を移行前と同じユーザインターフェースで利用でき、エンドユーザはプラットフォームの違いを意識する必要がない。また、アプリケーションを一切変更しないので、移行後の動作にも影響を及ぼさない。
販売価格はオープン。ライセンスは、無制限ライセンスと年間ライセンス(次年度以降更新が必要)がある。いずれも、コア単位ではなくCPUソケット単位でライセンスがカウントされる。また、VMwareなどの仮想環境で使用する場合に向けた仮想化用ライセンスもある。
(川原 龍人/びぎねっと)
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