仮想化技術
Infoblox、効率的なSDNスイッチングを実現した「LINCX」を発表
Infobloxは6月12日(現地時間)、オープンソースのSDN (Software Defined Networking) スイッチである「LINCX」を提供開始したと発表した。
LINCXは、Erlangプログラミング言語で記述されており、高い可用性、高い拡張性が実現されているという。専用のハードウェアが不要で、市販の物理サーバや仮想のLinux・Xenサーバ、ノーブランドのホワイトボックスなどで動作する。ディープ パケット インスペクション (DPI) やプロトコルのサポートはLINCXでプログラミングでき、ネットワーク要件の変化に対応して動的にスイッチングを調整することが可能。
同ニュースリリースの中で、InfobloxのCTO、スチュワート・ベイリー氏のコメントとして、「SDNはネットワーキングを大きく変えるところまで来ており、SDNが完全に定着すれば、物理的なネットワークハードウェアは存在しなくなる。その代わりにデータセンターのサーバでは、必要に応じて絶えず機能やワークロードを再調整させるSDNソフトウェアが実行され、それらを接続するイーサネットケーブルの網を必要とするだけになる。ネットワーク制御がソフトウェアに移行され、基盤となるハードウェアから完全に分離された場合、世界がどのように変化するかを示すためにLINCXを作成した」としている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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