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日本オラクル、レッドハットに代わってRed Hat Enterprise Linuxのサポートを開始、互換OSの提供も

日本オラクルは8月30日、レッドハットに代わって「Red Hat Enterprise Linux」をサポートする「Oracle Unbreakable Linux」プログラムを9月1日に開始すると発表した。Red Hat Enterprise Linux を導入していない顧客向けには、Red Hat Enterprise Linuxの互換OSが提供される。

また、同社は、日立、NECと協力して、サポートセンターの「Enterprise Linux Joint Support Center」の年内設立、Linuxカーネルのメンテナーや技術者の育成、Linux技術者の新しい認定資格を設ける予定を発表している。

「Oracle Unbreakable Linux」によって提供されるのは、Red Hat Enterprise Linuxのユーザに対するソフトウェアの修正パッチや修正カーネルの提供、24時間体制での電話サポートなど。また、Red Hat Enterprise Linux を導入していない顧客向けに、Red Hat Enterprise Linuxと互換性のあるLinuxを「Oracle Enterprise Linux for x86/x86-64」として提供する。顧客は、同社が運営するWebサイト「Oracle E-Delivery」から最新のLinuxを入手することができる。「Oracle Enterprise Linux」は、Red Hat Enterprise Linuxの最新版と同期し、互換性を保つ。

価格は、パッチを提供する「Enterprise Linux Network Support」が12,400円、パッチ提供に加え電話によるテクニカルサポート(24時間対応)が付いた「Enterprise Linux Basic Support」が2CPUまで49,900円、CPU数無制限の場合124,900円。これに加えて、バックポート修正の提供、Oracle製品と同等のライフタイム・サポート・ポリシーの適用が付いた「Enterprise Linux Premier Support」が2CPUまでで149,900円、CPU数無制限の場合249,900円(いずれも年間価格)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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