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米Oracle、「Oracle Database 11g」を発表、8月から順次発売開始
米Oracleは7月11日(現地時間)、同社が提供しているRDBMSの最新版「Oracle Database 11g」を発表した。4年ぶりのメジャーバージョンアップリリースとなる。
「Oracle Database 11g」は、グリッドコンピューティングを対象として設計された製品となっている。
同製品の主な新機能は次の通り。
○「Oracle Total Recall」・・・過去の任意の時点における、指定したテーブル中のデータを検索することができる。
○「Oracle Fast Files」・・・画像・XML・3次元オブジェクトなどラージオブジェクトを格納・迅速に対応するための次世代機能。
○XMLデータベース機能の強化および処理速度の向上・・・Binary XMLのサポートを追加、およびアプリケーションや必要なパフォーマンスにあわせてXMLの保存形態が選択可能に。
○透過的な暗号化・・・「Oracle Transparent Data Encryption」機能を拡張し、表、索引その他のデータ・ストレージ全体を暗号化することができる。ラージオブジェクトにも暗号化が行える。
○データウェアハウスの改良・・・OLAPキューブがデータベース内でMaterialized Viewとして動作するように強化された。開発者はOLAPキューブによる高いパフォーマンスを実現できるようになった。
など。
なお、米Oracleでは8月にLinux版のリリースを予定しているが、日本オラクルによると、日本での同製品に関する対応は未定となっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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ニュースリリース(日本語訳)
日本オラクル