セキュリティ情報

情報処理推進機構、2014年最初のセキュリティ呼びかけを発表

情報処理推進機構(IPA)は1月7日、2014年1月のセキュリティ呼びかけを発表した。

今回、2013年に発生した情報セキュリティに関する様々な事案の中で、金銭被害につながる可能性が高いと考えられる4つの事案、「インターネットバンキング利用者を狙った不正送金」「偽の警告画面を表示させ有償版の購入を促し、クレジットカード番号を入力させる偽セキュリティソフトなどの手口」「従来の対策では見抜くことが難しい、スマートフォンのワンクリック請求アプリ」「過去の流行時の約2倍の件数に上るWeb改ざん」を指摘。そして、このうち前者の3点が、1年前(2012年)の呼びかけで紹介したものと重複しており、かつ2013年に入り更に深化・巧妙化したことが挙げられる。

被害に遭わないために、対策を漏れなく行うことを必須とし、それに加えて「自分は大丈夫だ」という思い込みを捨て、日頃から用心するという心がけも重要だとしている。これに関連して、第9会IPA情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール2013標語部門優秀賞の「おもいこみ 僕は安全 それ危険」を紹介、注意を喚起している。

(川原 龍人/びぎねっと)

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