オープンソース
The Khronos Group、「OpenGL 4.4」および「OpenCL 2.0(暫定仕様)」を発表
The Khronos Groupは7月22日(現地時間)、グラフィックAPI「OpenGL 4.4」と、並列プログラミングの仕様「OpenCL 2.0」(暫定仕様)を発表した。
The Khronos Groupは、さまざまなプラットフォームやデバイス上に対してのオープンな業界標準APIを策定する団体。「OpenGL」は、同団体において策定された、クロスプラットフォームのグラフィック処理API。「OpenCL」はCPU、GPU、DSPなど、異種混在リソースを扱った並列プログラミング仕様。
最新リリースとなる「OpenGL 4.4」では、後方互換性を保ちつつ、Direct 3Dを利用したコードの移植を支援する機能を追加したり、メモリの利用を改善する機能を強化するなど、新しい機能を採り入れている。
「OpenCL 2.0」の暫定仕様では、ホストとカーネルで共有する仮想メモリ、ジェネリックアドレス、イメージサポートの強化などが施されている。なお、正式なOpenCL 2.0仕様は、半年以内にリリースされる予定。
(川原 龍人/びぎねっと)