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The SeaMonkey Project、「SeaMonkey 2.19」リリース
The SeaMonkey Projectは7月2日(現地時間)、Mozilla Suiteの後継となる「SeaMonkey 2.19」を発表した。
SeaMonkeyは、Web ブラウザ、メールクライアント、WYSIWYG の Web ページ作成機能、IRC チャットクライアントが同梱されている、インターネットスイート。Web開発者向けののインスペクタやJavaScriptデバッガツールも同梱される。
SeaMonkeyは、Mozilla Foundationがスイート製品の開発を中断した際に、Mozillaのスイートコードベースを中核にして開発が進められているインターネットスイート。SeaMonkeyは、先代の Mozilla Application Suite や Netscape Communicatorの外見・操作性を備えつつ、ドラッグ・アンド・ドロップで並び替えができるタブ、電子メールのフィッシング検出機能、複数アカウントを管理するためのグローバルボックス、Scalable Vector Graphics(SVG)のサポートなどの新機能が搭載されている。
SeaMonkey 2.19は、SeaMonkey 2.17に続くアップデートリリースとなる。なお、「2.18」は、不具合が発見されたためにリリースが見送られている。asm.js による最適化が利用できるようになり、パフォーマンスが向上した。他にもいくつかの機能強化が施されている。SeaMonkey 2.19は、Windows、Mac OS Xのほか、Red Hat Linux、DebianなどのLinuxディストリビューションに対応している。
SeaMonkey 2.19は、Webサイトから無償でダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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