オープンソース

日本スケーリックス、Linuxで動作するメール/グループウェアサーバ「Scalix」を発表

日本スケーリックスは3月12日、Linux上で動作するメールサーバ、グループウェアサーバ製品「Scalix」を発表した。同製品は、複数のサブシステムのソースコードが、オープンソースとして公開されている。

Scalixは、「クライアント選択の自由」を重視しており、現在利用可能なメールクライアントのほとんどをサポートしている。さらに、シンクライアント環境や外出先からのアクセスに対応するために、AjaxベースのWebメールシステムを提供する。このため、メールシステムをScalixに切り替えても、ユーザは今まで使っていたクライアントをそのまま使い続けることができる。

Scalixは、エンタープライズクラスのスケーラビリティもサポートする。1台のScalixサーバで数千のユーザがサポートできるが、数万単位のユーザも、必要な台数のScalixサーバを用意すればよい。1台の管理サーバから全ユーザを一括管理できる。Active DirectoryやLDAPとの連携も可能。

価格は、「Scalixスモールビジネスエディション」が初期費用164,000円(50プレミアムユーザまで)、「Scalixエンタープライズエディション」が初期費用795,000円から(50プレミアムユーザでの価格)。また、無償でダウンロード・利用できる「Scalixコミュニティエディション」も提供されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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