オープンソース

クラスキャット、SELinuxの運用を可能としたサーバ管理ツール「ClassCat Cute Server Manager Secure Edition」の販売

米NSAが中心となって開発に当たっているLinuxカーネルのセキュリティ拡張モジュール。root権限を奪取された際の危険性を考え、各プロセスが最小限の権限で動くように設計されている。このため、セキュリティホールからの侵入に対しても、最小限の被害で食い止める事を可能としている。

SELinuxは、柔軟な設定が可能である一方、難しいチューニング・ポリシーの作成が必要である、という特徴があり、すべてのアプリケーションのポリシーを自力で設定するのは大きな手間がかかる。「ClassCat Cute Server Manager Secure Edition 4.1」 は、Red Hat Enterprise Linuxに組み込まれているSELinuxの機能を有効にした状態で、Web、Mail、DNS、SNMP、Telnet、FTPサーバなどの運用・管理を行う事ができる。SELinuxが有効になっているので、万が一攻撃を受けた場合でも、その被害を最小限に食い止める事ができるという。

価格はオープン。現在、同社のWebサイトにて評価版 (Release Candidate 版) をホスティング事業者様向けに無償配布している。

(川原 龍人/びぎねっと)

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