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ユーザ参加型の無線LANインフラ構築プロジェクト「FON」の日本法人設立、日本国内での展開を開始

ユーザ参加型の無線LANインフラ構築プロジェクト「FON」を展開する英FON WIRELESSは12月4日、日本法人「FON JAPAN」を設立し、日本国内への展開開始を発表した。

FONは、昨年スペインで開始されたプロジェクトで、ユーザが設置した無線LANアクセスポイントを開放し、それを共有することで、全世界に無線LANインフラを構築しようというユーザ参加型のプロジェクト。

FONの参加者「Fonero」には、「Linus」、「Bill」、「Alians」の3つの会員種別がある。「Linus」は、ユーザが専用ルータを設置してアクセスポイントを無料開放する。他のユーザが設置したアクセスポイントが利用できる。「Bill」は、設置したアクセスポイントを有償開放する一方、他者が公開しているアクセスポイントも有償で利用する。「Alians」はアクセスポイントを設置せず、他者が設置したアクセスポイントを有償で利用する。Foneroは、どの会員種別でもアクセスポイントさえあれば、全世界どこでも同じ設定で無線LAN接続ができる。なお、日本ではBillの募集は現在行っておらず、LinusとAliansのみの募集となっている。

専用ルータは、日本においては税込1,980円でWebサイト・店頭販売にて提供される。FON JAPANは、12月9日までの期間限定で、Webサイトにて専用ルータの無料提供を行う(1000台限定)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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