オープンソース

Mozilla、Thunderbirdの開発方針を変更、今後はメンテナンスのみに

Mojillaは7月9日、メールクライアント「Thunderbird」の開発方針の変更を発表した。

発表によると、Thunderbirdについて、今後は新機能の開発を行わず、セキュリティへの対応のみ継続するという。理由については「安定性を維持することが最も重要で、Thunderbird におけるイノベーション(革新)の継続はMozillaの製品開発の中では優先事項ではないと結論づけたため」だという。Thunderbirdはイノベーションが生まれる源で今日のインターネットライフを牽引するリーダーとなっているか、それともユーザのニーズを満たしておりメンテナンスのみが必要とされる製品なのかを検討した結果であり、この検討の結果後者だと判断したという。

この方針に基づき、Mozillaは延長サポート版 (ESR)を継続的に提供していく。なお、Thunderbirdコミュニティが開発の継続を取りまとめる仕組みは維持するという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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