日立ソリューションズは6月19日、薄型・軽量のモバイル向け指静脈認証装置「静紋 JS1」を用いて、シトリックス・システムズ・ジャパンが提供する仮想環境における利用者認証を行うソフトウェア、「AUthentiGate 静紋JS1クライアントバーチャルチャネルオプション」の販売を7月9日に開始すると発表した。

同ソフトウェアは、デスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop」とアプリケーション仮想化ソリューション「Citrix XenApp」に対応した指静脈認証ソフトウェア。指静脈認証は、近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像によって個人認証を行うため、なりすましや偽造が困難であるとともに、認証速度が速いという特徴がある。この指静脈認証を利用してアプリケーションログオン認証を行うことでパスワードの盗難・流出によるなりすましを防ぎ、より確実な本人確認を実現するという。「静紋 JS1」は持ち運びも可能な薄型・軽量の認証装置であり、外出先などモバイルPCにも対応している。なお、このシステムは、卓上向けの指静脈認証装置「静紋 J300」への対応も予定している。

ユーザ情報はサーバで集中管理されるため、登録・変更作業などの運用者負担も軽減される。認証ログもサーバで管理されるため、トレーサビリティも向上する。

(川原 龍人/びぎねっと)

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