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アップル、Mac OS Xの新バージョン「Mountain Lion」を7月に提供開始

アップルは6月11日(現地時間)、Mac OS Xの9番目のメジャーリリースとなる「Mac OS X Mountain Lion」を7月に提供開始すると発表した。

Mac OS X Mountain Lionには、一新されたメッセージアプリケーション、通知センター、システムワイドでの共有、Facebookの統合、音声入力、Power Nap、AirPlayミラーリング、Game Center、セキュリティーが強化されたGatekeeperなど、200以上の新しい機能が搭載される。またOS Xの基盤にiCloudが組み込まれ、すべてのデバイスでコンテンツを最新の状態に保つことが容易になる。

Mountain Lionでは、iCloudのアカウントを使って、メール、連絡先、カレンダー、メッセージ、リマインダー、メモのセットアップが従来に比べて簡単になる。新しくなったリマインダーとメモアプリケーションでは、大切な用事を思い出したりアイデアをメモするといったことが素早くできる。

新しいメッセージアプリケーションは、従来のiChatに代わるもので、iMessageの機能をMacに持たせることができる。これによって、iPhone、 iPad、iPod touch、もしくは他のMacを持つ、全ての人にメッセージを送ることができる。

Mountain Lionでは通知の表示方法がよりすっきりとしたものになり、通知センターはOS Xおよびサードパーティーのアプリケーションから届いたすべての通知を一ヶ所に表示する。カスタマイズも柔軟にでき、一時的にすべての通知をしないように設定することもできる。

Mac OS X Mountain Lionは、7月にMac App Storeから1,700円で提供開始される。Mountain Lionの利用には、LionまたはSnow Leopard (OS X v10.6.8以降)、2GBのメモリ、HDDに8GBの空きスペースが必要となる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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