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「Ubuntu 12.04(Precise Pangolin)」リリース、2年ぶりのLTS版も

Ubuntu Teamは4月26日(現地時間)、LinuxディストリビューションUbuntuの最新版、「Ubuntu 12.04 “Precise Pangolin”」をリリースした。

Ubuntuは、Debian GNU/Linuxをベースとしたディストリビューション。Ubuntu Teamは6ヶ月ごとの新バージョンリリースを宣言しており、今回のリリースも前回の「11.10」から半年が経過してのリリースとなる。Ubuntuの特徴としては、「初心者でも使いやすいディストリビューション」を目指していることが挙げられる。

「Ubuntu 12.04」では、デスクトップシェル「Unity」の機能強化が施されており、安定性の強化、ビジュアル効果の完成度の向上が施されている。サーバ向け「Ubuntu Server」では、クラウド機能の大幅な強化、MaaS(Metal as a Service)の導入などが行われている。

Ubuntu 12.04は、デスクトップ向け「Ubuntu」、サーバ向け「Ubuntu Server」が公開されているほか、2年に1回のリリースとなる「Ubuntu 12.04 LTS」もリリースされた。LTS版(Long Time Support)は、サポート期間が5年間となっており、2017年までメンテナンス・セキュリティ修正が提供される。Ubuntuのインストールイメージは、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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