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SELinuxの設定を簡易に行う「SELinux Policy Editor 2.0」がリリース、日本語ドキュメントも公開

SELinux Policy Editor Projectは7月5日、SELinuxの設定を簡易化するツール「SELinux Policy Editor 2.0」をリリースした。

SELinuxは、セキュアOSモジュールとして注目を集めている。しかし、設定が難しく、編集を誤るとシステムの操作も立ち行かなくなってしまう困難になってしまうという難点がある。

SELinux Policy Editorは、日立ソフトウェアエンジニアリングがGPLで公開していたものをベースとしたツール。GUIによる設定と、単純化ポリシー(Simplified Policy)から構成される。単純化ポリシーは、難解なSELinux設定の詳細部分を隠し、設定を簡略化する。SELinux Policy Editorの特徴は、GUIツールだけでなく、単純化ポリシーを搭載している点にもある。

「SELinux Policy Editor 2.0」は、前バージョンである「1.0」から、GUIツールに大幅な改良が加えられており、このツールによりSELinux Policy Editorに関する操作をほぼ全て行うことができるという。

配布形式は、Fedora Core 5・Cent OS 4.3向けのRPMパッケージとtarball。SELinux Policy Editor Projectのサイトからダウンロードすることができる。

また、日本語のドキュメントも、同サイトから参照することができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
SELinux Policy Editor Project
日立ソフトウェアによるSELinuxのサイト