仮想化技術

ミラクル・リナックスとクリエーションラインがクラウド環境の監視システム開発で協業、 監視ソリューションの提供を開始

ミラクル・リナックスクリエーションラインは11月28日、クラウド環境の監視システム開発で協業すると発表した。

今回の協業の第一段として、Zabbixと統合したCitrix CloudStack環境における仮想サーバの運用・監視ソリューションの提供を2012年1月より開始する。

従来は、クラウド環境の仮想サーバを監視する場合、IPアドレスが動的に割り当てられるため、仮想サーバの起動後に監視設定を行う必要があった。これにより、オートスケール機能によって新規起動した仮想サーバの監視が自動化できないという問題があった。

今回の協業をベースに提供されるZabbixと統合したクラウド管理ソリューションを利用すると、仮想サーバが起動したタイミングで自動的に監視対象となる。これにより、今までは不可能だった仮想サーバに対しての自動監視設定を、サーバのプロビジョニングと共に一元管理することが可能となり、エンタープライズ向けシステムインフラとして必要となる高可用性・高度なDR機能にも対応できるという。

両社は、今後も BCP・DRを実現するクラウドソリューションの充実を予定しているという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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