仮想化技術
クラスキャット、OpenStack EC2互換プライベートクラウド「ClassCat Cloud Hosting Edition v2.0」をリリース
クラスキャットは11月21日、OpenStack EC2互換プライベートクラウドの「ClassCat Cloud Hosting Edition v2.0」をリリースした。
「ClassCat Cloud Hosting Edition v2.0」は、情報システム部門や中堅/中小企業向けクラウドシステム「ClassCat Cloud」シリーズのラインナップの新製品。クラウドエンジンにはOSS IaaSクラウド基盤 OpenStack の最新ステーブル版 Diablo をベースに Red Hat Enterprise Linux 6.1 に最適化している。仮想化ハイパーバイザにはKVMを採用している。
また、同製品にはスターターキット版も同時に提供開始される。OpenStackは本来、データセンターやホスティング事業者における大規模サービスを想定しているが、スターターキットは最小構成で導入可能なようにアレンジした製品となっている。Red Hat Enterprise Linux 6.1 の KVM 仮想化環境で、既存のネットワークに一台構成から組み込んで導入できるため、企業の情報システム部門や中堅/中小企業 (SMB)では EC2 互換なクラウド・システムを手軽に導入・活用することができる。スターターキットをベースに、ホストの台数を増やし、クラウド環境を拡張していくことも可能。
スターターキットにはiPad からも利用可能なLinux仮想デスクトップサービスが実現可能な EC2 互換仮想アプライアンスも含まれている。GNOME デスクトップがリモートから仮想デスクトップとしてアクセス可能になりますので、LibreOffice や OpenOffice.org といったオフィススイートアプリケーションの利用も可能になる。RDPプロトコル仕様に対応しているため、Windowsアクセサリ・ツールからもLinux デスクトップが操作できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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