オープンソース

The Linux Foundation、新メンバーとしてデンソーなどの4社が加入

The Linux Foundationは11月15日(現地時間)、同団体にデンソーIntegrated Computer Solutions (ICS)ProFusion Embedded Systems、およびSavoire-Faire Linuxの4社が新メンバーとして加入したことを発表した。

各社は The Linux Foundation に参画することにより、インターネット自動車/電話/テレビなどの次世代電子機器、工業オートメーション、およびモバイル アプリケーションや Web アプリケーション開発向けLinuxの発展に貢献する。

デンソーは、世界中の主要な自動車メーカーに高度な技術、システム、コンポーネントを提供するサプライヤー。今回の加入で、自動車分野のカーコンピューティングの基盤であるOSを長期的に最大限に利用するために、Linuxプラットフォームに投資していくという。

ICSは、Linux を利用した最新機器向けのマルチタッチアプリケーションを開発する企業に対し、製品開発サービスとトレーニングを提供している。QtのLGPL バージョンの独立支援を提供しており、広範なタッチベースデバイス向けアプリケーションを提供する開発者を支援している。

ProFUSION Embedded Systemsは、ブラジルのデジタルTV セットトップボックス、メディアセンター、インターネットタブレット、携帯電話などの電子機器向け Linux / Android 組込みソフトウェア技術開発を行っている。同社はLinuxをは組込み開発における主要OSと位置づけている。

Savoir-Faire Linuxは、カナダに拠点を置く企業で、既存のビジネス環境とLinux/OSSをシームレスに融合させることにより、企業の投資収益最大化を支援する。専門分野は、組込みLinux開発、企業アプリケーション コンサルティング、およびインフラ設計・サポート。また、Linux カーネルをはじめとする各種オープンソースプロジェクトへの100 件以上のコントリビューションを担当している。

(川原 龍人/びぎねっと)

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