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情報処理推進機構、2011年10月分のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表

情報処理推進機構セキュリティセンターは11月4日、2011年10月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめ、発表した。

この中で、同センターは2011年9月にRLTrapというウイルスの検出報告が、約5万件と大量に寄せられたとしている。RLTrapは、パソコン利用者がファイルの見た目(主に拡張子)を誤認し実行してしまうように、ファイル名に細工が施されているウィルス。新しいものではなく、2006年頃には既に確認されているものだという。

10月のコンピュータウイルス届出状況は、ウイルスの検出数は20,409個で9月の4.1%減少、10月の届出件数は795件で9月の12.3%減少。検出数の1位はW32/Netskyで11,079個、2位はW32/Mydoomで7,227個、3位はW32/Autorunで439個。

不正プログラムの検知状況は、特に目立った動きがなく、9月に大幅に増加したRLTRAPは、10月後半に1日だけ多く検知された日があったという。

不正アクセス届出状況は、10月の届出件数は15件で、何らかの被害のあったものは8件。不正アクセスに関連した相談件数は46件で、何らかの被害のあった件数は7件。被害届出の内訳は、侵入4件、なりすまし3件、Dos 1件、となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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