セキュリティ

ギデオン、スパム対策機能を搭載したLinuxメールサーバ専用ウィルスソフトを発売

ギデオンは6月20日、ウィルス対策ソフトウェアにスパム対策機能を追加した「ギデオン アンチウイルス アンチスパムPlus」を発売すると発表した。同製品は、Linuxメールサーバ専用のソフトウェア。

同製品は、既に発表されている同社のウィルス対策ソフトウェア(ギデオン アンチウィルス)に、独自開発のアンチスパム機能を追加したもの。アンチスパム機能の特徴は、メールヘッダ解析およびメッセージ本文のフルテキスト解析、逆引き、RBL、シグネチャDBなどの複合フィルタリングを行うことで、スパムメールの検知率を95%(同社調べ)まで高めたことだという。これまでのアンチスパムソフトで用いられてきたベイジアン理論(用語に依存した条件確率)に加え、スパムデータベース(発信元のURL、IPアドレスなど)とメールを照合することで、検知率アップを実現しているという。スパム判定基準は、企業ごとのセキュリティポリシーに則してGUIで簡単に変更できる。スパムと判定されたメールは、管理者へ転送するなどメールサーバ側で管理することが可能。

ウィルス対策としては、ワーム、スパイウエア、トロイの木馬、アドウェアなど約15万種類のウイルス検出パターンに則って検出、新種のウイルス発見より1時間以内に対応するという。圧縮形式にも対応している。

標準価格は50ユーザで171,000円(次年度更新85,500円、税別)。6月26日より、同社のWebサイトから90日間無料で体験版を利用することができるようになる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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