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IBM、人間の脳を模倣した新世代の実験的プロセッサを発表

IBMは8月18日(現地時間)、人間の脳を模倣した新しい世代のプロセッサを発表した。

このプロセッサは、人間の脳の認識力、行動力を模倣した実験的なプロセッサ。人間の脳に似た機能を備えたコンピュータの実現に向けた一歩となる。

今回の発表は、IBMのほか提携する大学や研究機関との共同研究の成果物。認識力・行動力だけではなく、人間の脳と同程度のサイズで、消費電力も少ないシステムを目指す。IBMの研究チームは、人間の大脳皮質と皮質下の部位の結合を調べ上げるアルゴリズム「BlueMatter」の開発に成功しており、脳が情報をやりとりして処理する仕組みを把握しつつあるという。

本プロセッサは実験段階であるが、たとえば気象情報、金融市場といった、分析の難しい分野での応用などが考えられている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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